1998年 しし座流星群 電波観測結果

 1998年11月18日 0430JST頃がピークと予想されていた しし座流星群 ですが、ピークは17日14時頃だったようです。
 JA9YDBのビーコン電波(53MHz)が流星痕によって反射された流星エコーをFFTDSPを使って観測した結果です。


観測結果

 17日はしし座特有の永続痕が多数発生し、永続痕のエコーに隠れ流星の数は計数不能になりました。エコーは12時以降、少なくなりましたが、これは流星の放射点であるしし座が低くなり、電波の反射条件が悪くなったためと思われます。日本でしし座が沈んだのは13時頃ですが、活動はこの1時間後にピークを迎えたようです。
 17日午前は、50MHz、144MHzがオープンし、MS QSOができたようです。

 18日は、1分を超えるエコーが観測されるものの、17日に発生した程の永続痕はありませんでした。4時14分に流れた雷光のように明るかった流星は、電波観測ではそれ程強く長いものではありませんでした。電波の反射条件が悪い位置に流れたためかもしれません。

 観測結果のGIF画像を以下に示します。
 左の数字が時間(JST)、中央の黄、白、水色の部分が受信したエコー、右の棒グラフがエコーの信号強度(灰色のスケール 1メモリ10dB)です。エコーの無い部分で棒グラフが振れている箇所は、ノイズにより上がったものでエコーではありません。<右図参照>
 なお、画像はノイズ除去等の画像処理をしています。


  11月17日00時 しし座が昇り始める
  11月17日01時
  11月17日02時
  11月17日03時
  11月17日04時
  11月17日05時
  11月17日06時
  11月17日07時
  11月17日08時
  11月17日09時
  11月17日10時
  11月17日11時
  11月17日12時
  11月17日13時 しし座は地平線の下へ


 受信設備 RIG: FT-726、ANT:ヘンテナ


JN1GKZ 新井  jn1gkz@jamsat.or.jp

MSのメニューへ